2016年11月28日月曜日

コンセプト


早川です。

「コンセプトという言葉をよく聞きます。しかしコンセプトを理解しろと言われても、具体的にどういう事なのか分かりません。コンセプトって何のことですか?」

そのような質問を受けることが多くなりました。時代は進みました。

少し説明したいと思います。

対話形式で例えましょう。

先生が二人の生徒に聞きました。

「あなたが知っているマウントポジションエスケープは何ですか?」


生徒Aは答えました。

「はい、ロールエスケープと、エルボーエスケープと、エルボエーエスケープのヒールドラッグバージョンと、フックリリースバージョンと、それからそれから・・・。」

生徒Bは答えました。

「ガードポジションに戻すと良いと思います。」

生徒Bの答えがコンセプトです。

誤解して欲しくないのは、二人の生徒の回答はどちらも正しいし、重要であるということです。

コンセプトなき技には限界がありますし、技なきコンセプトは無力です。


どちらかと言えばコンセプトを重視する指導者が多いのは、コンセプトを理解すれば個々の技は生徒が自分でアレンジを加えたり、創作することが出来るからです。

ただし訳の分からない抽象論ばかり叩き込もうとする指導者に関しては、私はどうかと思っています。色帯のうちはそれではなかなか強くはなれません。技数を覚えてナンボです。なので色帯の皆さんはコンセプトはあまり気にしなくて大丈夫です。

技数が増えれば、あるまとまったテクニック群における一定の法則や共通点が自ずと見えてくるのです。それがコンセプトです。後付けでも構いません。

その意味ではコンセプトとテクニックは鶏と卵のような関係といえるでしょう。