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トライフォース柔術アカデミー総代表 早川光由


トライフォースとは
2004年9月、日本柔術界の第一人者・早川光由が設立したブラジリアン柔術のアカデミーです。トライフォースのトライは"トライアングル"の略であり、フォースは"内なる力"を意味しています。トライアングルの3つの頂点は、武道を学ぶ上で欠かす事の出来ない"心・技・体"を現し、同時に"挑戦する"という意味を含んでいます。トライフォースとは柔術を通して「挑戦する力」を育てるための場所なのです。その活動目標は、私たちにとっても大いなるチャレンジであります。

トライフォースの理念 
トライフォースでは、ブラジリアン柔術のエッセンスの全てを、あますことなく伝えていきたいと考えています。『最高の護身術としての柔術』、『実戦格闘技としての柔術』、そして競技として誰もが安全に楽しめる『スポーツとしての柔術』、この3つの普及を活動の目標としています。ブラジリアン柔術は生涯スポーツとしてたずさわる事の出来る競技です。老若男女誰もが取り組む事が出来ます。ダイエット目的、健康目的、護身のため、個人個人で色々なテーマがあって良いと思います。その全てのニーズにトライフォースはお応えしていきます。

トライフォースには道場の仲間達との触れ合いがあります。様々な出会いをアレンジしてくれる「社交場」でもあるのです。日々に柔術があり、柔術が日々を生き生きとさせる。そんな生活をみなさんにご提供し、健康な体と健全な心を我々と共有して頂けたらなと思っています。

ブラジリアン柔術について
ブラジリアン柔術とは、寝技を主体とする組み技系の格闘技です。その歴史は、1920年代ブラジルへ渡った講道館柔道の猛者・前田光世(コンデ・コマ)が、グレイシー一族にその技術を伝えた事に端を発します。

一族に受け継がれた技術は、80年間に渡り独自の進化を遂げ、1995年にアメリカで開催された究極の格闘技イベント「アルティメット大会」における、一族の代表ホイス・グレイシーの活躍によりベールを脱ぐことになりました。その後、世界中から脚光を浴びることになります。

グレイシー柔術は、今では『ブラジリアン柔術』の呼称で広く認知され、世界中の道場で学ぶことが出来ます。ブラジリアン柔術は格闘技としての実戦性を備えていますが、基本的には身を守るための技術であり、いわば最高の護身術なのです。

日本では約3万人の競技人口を有し(2007年現在)、ゲーム性の高いスポーツとしても今もっとも注目されている格闘技です。日本ブラジリアン柔術連盟には250の団体が加盟し(2007年現在)、毎週のように全国各地で競技会が開催されています。

トライフォースのコンセプト
~日本一居心地の良い道場を目指して~

トライフォースとはどんな道場ですか? 

「トライフォースとはどんな道場ですか?」と良く聞かれることがあります。そこで私が道場の雰囲気やコンセプトをお話しすると、「えっ!?」と驚かれることがしばしばあります。私はブラジリアン柔術の世界の第一線で戦ってきた人間です。その人間が作った道場なのだから、トライフォースは柔術最強集団を作るための場所であろうとイメージしている方が多いようです。

実際のトライフォースの雰囲気はと言いますと、道場の見学、または体験レッスンを受講して頂ければお分かりになると思いますが、そういったハードな側面は全くございません。私の基本コンセプトは、誰でも気軽に学ぶことが出来る『明るく楽しい道場』です。日本一強い道場にしようという希望はありませんが、日本一居心地の良い道場にしたいという目標があります。

「道場の主役は会員さんなのです。」

道場の主役は、柔術が好きで集まっておられる一般の会員さんであって、チャンピオンを目指す選手達ではありません。選手が練習する時は、趣味で楽しまれている会員さんは隅っこで遠慮がちに練習する、そういった道場やジムはかつてたくさんありました。しかし私の道場では、一般会員さんのスケジュールが中心であり、練習環境もそれに合わせて整えられています。

レッスンはグループ練習を基本としています。私自身、厳しい練習で得たもの以上に、会員同士のつながりの中で多くの事を学び、強くなることが出来ました。先輩に教えてもらったり、後輩に教えてあげたり、仲間同士の研究の中で、新しい技のヒントを得ることが出来たりと、普段の道場生活の中に、そういったものが当たり前のように組み込まれていました。ブラジリアン柔術の場合は、その成長期の段階で、選手指向の人間だけを集めて強化特訓などやっても、それほど成果は上がるものではないと私は考えています。

練習とは、自分の仲間を強くする作業のこと。
先輩から技術を教わることも、後輩にそれを伝えてあげることも、全てご自身の練習の一環だと考えて下さい。道場の仲間とのそういった繋がりを通して、みんな一人前の格闘家へと成長していきます。私自身の経験からもそう確信しています。練習とは自分を強くする作業では決してありません。練習とは、自分の仲間を強くする作業なのです。そう考えると分かりやすいかもしれません。そして周りのレベルが上がれば、確実に自分も強くなってしまうのです。

もちろん私の指導を受けた選手の中から、多くのチャンピオンが輩出されているという事になれば、相対的にトライフォースは最強道場であると言えなくもないです。しかし最強とはやはり、基本的に個人が競い合うものだと思います。

私自身の修行期においては、技術研究、練習強度・頻度・方法等、自分でしっかりと考えて管理していましたし、十分強くなることが出来ました。その反面どのような名指導者の下にいても、選手ひとりひとりが自覚を持って練習に取り組まなければ、実力は伸びないものです。そして自分本位の練習ばかりする選手、もしくは練習をあまりしない指導者などは、成長が途絶えてしまうこともあるでしょう。

私は出来うる限りは競技者でありたいし、指導者でありたい、そして道場を良い雰囲気に出来るよう人間力を高めていきたいと思っています。私自身も楽しんで練習したいし、厳しいものを求めている人とは共に厳しく練習したい。そういった環境の中で、色々なものを培っていきたいと思っています。

トライフォースと私のコンセプトに興味を持って下さった方がいましたら、どうぞお気軽に見学にいらして下さい。みなさんと出会える日を楽しみにしています。

トライフォース柔術アカデミー総代表
早川光由