2016年3月26日土曜日

学びのおもひで


早川です。

芝本はパン選手権後もロサンゼルスへ残り、ギィ&ハファ・メンデス先生が指導するAOJアカデミーにて修行を続けています。送られて来る日報を読むことにより、充実した練習ぶりをうかがい知ることができす。学び続け、強くなり続けて欲しいです。

トライフォースの総代表としてほとんどの時間を「教えること」に割いている私も、逆にほとんどの時間を「学ぶこと」に割いていた期間がもちろんございます。

柔術のスキルアップ向上に欠かせない”プライベートレッスン”も、多くのマスターあるいはプロフェッサーから受けてきました。受講履歴を思い返してみますと、以下の先生方のレッスンを思い出します。

カーロス・グレイシーJr.先生
カーウソン・グレイシー先生
アレッシャンドリ・パイヴァ先生
ヒカルド・デラヒーバ先生
ヘナー・グレイシー先生
フェルナンド・テレレー先生
・・・etc

今ではどの先生も1時間数百ドルは取られそうな大御所です。ヘナー・グレイシーに至っては1000ドルくらい取られそうです(笑)。しかし当時はみなさん1時間100ドルくらいでなんとかやって頂けました。予約方法も、Eメールがポピュラーではなく、留守番電話に希望時間を吹き込んでおくとか、かなりアナログな方法でした。

クラスやセミナーの受講というくくりまで広げて考えると、以下のようになります。

ホイラー・グレイシー先生
ヘンゾ・グレイシー先生
サウロ・ヒベイロ先生
オズワルド・アウベス先生
ホジャー・マシャド先生
ファビオ・サントス先生
ヒカルド・ヴィエイラ先生
マリオ・スペーヒー先生
マルコス・バルボーザ先生
・・・etc

このように機会をうかがっては所属するアリアンシ以外にも多くのアカデミーのクラスに参加させて頂いておりました。それぞれの場所で、先生の指導方法やクラス進行方法などを学ばせて頂いた大変貴重な時期でした。

プライベートレッスンに話を戻しますと、親交の深いデラヒーバ先生はいつも50ドルくらいでやって下さいました。国際連盟会長マスターカリーニョス先生のレッスンは、現在では多忙過ぎてもはや不可能なのでは?と思ってしまいます。カーウソン先生はすでに他界されているので本当に不可能です。間に合って良かったです。


思い返せば、足首を折るグレイシー式フットロックはヘナーに習ったなとか、ヘアーブラッシング式シートベルト解除はマチャドで習ったなとか、ディープハーフはまだそんな名称がなかった頃にパイヴァの奥様のダニエラ(世界王者)に習ったなとか、学びの記憶が残っています。

全ての先生のレッスンに感銘を受け、今でも技術面の影響を受けていますが、その中でも現役バリバリの頃の私が多くのインスパイアを受けたのは、テレレー先生のプライベートレッスンでした。

当時はパウンド・フォー・パウンド最強の呼び声も高かったテレレー先生のレッスンは、レッスンというよりはセッションといった感じで、ライトスパーのような形で進めて動きを修正してもらいつつ、この時はこうするんだ、その時はああするんだと教えてくれたのを覚えています。


もちろん毎日指導を受けていたアレッシャンドリ・パイヴァ先生からの影響を最も受けたことは言うまでもありませんが、同じアリアンシ系譜のテレレー先生から、試合用にアレンジされた実戦的な技術をピンポイントで教わりまくれたので、この日のレッスンは強く印象に残っています。

パイヴァ、デラヒーバ、テレレーの三先生は撮影を許可してくれたので、当時はそのビデオをよく見返していたのですが、思い立って探したらすでに紛失していました。残念です。。いつか見つかったら何らかの方法でインストラクター達にシェアしてあげたいと思っています。

あと番外編としまして、柔術ではありませんが、ヒクソン・グレイシー先生のヨガの師匠でもあるオーランド・カニ先生のプライベートキャンプに4日間に渡って参加したことがあります。ヒクソンの著書にも出てくる高名な先生ですが、これがまた本当にユニークなキャンプでした。私のヨガ能力は残念ながら全く開眼しませんでしたが。

真ん中がカニ先生。左上がパイヴァ先生。

一緒に参加したトライフォース会員の中田さんによる、このヨガキャンプの詳細リポートが実はウェブ上にあるのですが、公式にリンクを貼るには躊躇する内容です(苦笑)。興味がある方は中田さんにURLをお聞き下さい。