2016年10月5日水曜日

BIG 4


早川です。

筋力トレーニングにおいては、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトの三種目は「BIG 3」と呼ばれているそうです。基本中の基本であり重要とされている種目です。

そこで私もガードポジションからのサブミッションの「BIG 4」をたった今作りました。

クロスチョーク
ストレートアームロック
トライアングルチョーク
オモプラータ

の4つです。

使用頻度が高いこの4つのサブミッションについて正確なフォームを習得しておくことは、ガードポジションからの攻撃力を向上させる為の近道となるでしょう。

現在のトライフォースの指導カリキュラムでは、「ポジションを基軸とし、フローで技を教える」というスタイルを取っています。

長年そういったメソッドのみに親しんできた会員さんにとっては、それ以外のスタイルは想像つかないかもしれませんが、例えば腕関節技群、足関節技群、絞め技群などに分けて教えるというメソッドもあります。

今日は絞め技を学びましょう、これが送り襟絞めです、これが片羽絞めです、これが肩固めです、といった具合に技の正確な形を指導し、さあではこの絞め技を背後から掛けてみましょう、正面から掛けてみましょう、と進めます。

フロー式の指導メソッドがそれほど確立されていなかった時代では、むしろ一般的な指導方法だったかもしれません。

双方にメリット・デメリットはあると思いますが、フロー式では、クラスの進行上、一つ一つのサブミッションの正確なフォームにまでは深く踏み込まない局面がなきにしもあらずです。

その点においては、ポジションやその前後の流れはさておき、あるサブミッションにおいて、どこにどう梃子の原理が働いているのか、体のどこの部位に力を込めるべきかといった事を、深く理解することにメインの時間を割く練習方法は、時として非常に有用であると思います。

「流れは分かってるんだよ、どこで出すかもわかってるんだよ。でも俺の技極まらないんだよ、逃げられちゃうんだよ」

そんな悩みを抱えている方は、もう一度一つ一つのサブミッションの形を、特に先に挙げたBIG 4のフォームを、意識して学ばれると良いと思います。

写真は10年後に「福岡のBIG 4」と呼ばれることにはならないであろう4人です。

左からTF博多の原口と丹、早川、TF今宿の細野です。