2015年12月11日金曜日

RONIN


こんにちは、早川です。

6年ほど前から明確化したトライフォースの帯の評価システムですが、現在では大分理解が進み浸透してくれているなと感じます。

「経験」 「実力」 「技術」

3つのバロメータには最低要件はあるものの、相互補完することも可能なので、合計評価が帯昇格の要件として「100」であれば帯を授与します。

テクニック検定やノーギの技術、指導スキルによる「加点」もあります。

身体的な不自由がある方であっても、実力評価を免除して補えるレベルの「経験」と「技術」、そして「加点」があれば、私は自信を持って帯を授与します。

4ストライプは経験値としての最低要件なので、そこからさらに経験を積み増せば、実力や技術の要件も緩和されることがあるでしょう。

指導者としては、

4ストライプに達してからその会員の帯昇格を考える」

という前提はもちろんありますが、

「帯昇格を考えた時に会員が4ストライプに達しているか」

という観点でも昇格について考察しています。

この2つの思考は表裏一体の関係となっています。

3ストライプから4ストライプに昇格したのと同じスパンで、4ストライプから次の帯への昇格が実施されるわけではありません。

4ストライプ浪人(正確には昇格浪人)がたくさん居るのはそういった理由からです。

これは現行システムの弊害というわけでもありません。旧システム(バイブスでのストライプ授与)の時代であっても、丹や糸魚川さん、井賀さんらに4ストライプまで巻いたものの、その後に結局何年間も黒帯を授与する決断が出来なかったことからも、それは明らかです。

実力や技術といった「目に見えないもの」を、フルーツを切るように均等割りして評価することは想像以上に難しい作業でした。それを試み続けて失敗した過程を経ての現行システムです。

黒帯ともなれば、シークレット要件もあります。これはクレジットカードのブラックカードの審査要件ばりに表には公開出来ません。

トライフォース会員としての適正、品格とだけお伝えしておきます。普通にしていれば大丈夫です。笑