2015年3月10日火曜日

グッドフェローズ


こんにちは、早川です。

今回はトライフォースというアカデミー、そして私達のコミュニティの性質について、私が思うところを書きます。

会員を「家族」に例えておられるアカデミーは結構多いと思うのですが、私はぶっちゃけそういう感情を持ったことはありません。他人といえば全然他人ですね。

「みなさんは私の家族です」と私が言ったとしても、私のことを親や兄のようにリアルに思ってくれる人はいないでしょう(笑)。

まず言えることは、トライフォースの会員さんは、皆この場所を必要とし、この場所を大切に思ってくれている人達の集まりです。

そして私は、みなさんの上に立つ存在ではなく、円の中心にある軸のような存在に過ぎません。もしくはグループを先導するツアー添乗員のようなものでしょう。

私達の関係性において、私が昔から使っていて一番しっくりくる言葉は「仲間」です。友達ともちょっと違います。みなさん敬語で接しますので。年齢から職業から全て違いますし、ゆえに生活スタイルも違うので、仲間という言葉がやはりマッチします。

道場においては、明日をも知れぬフリーターも、億万長者の弁護士も、同じマットの上で必死にスイープやサブミッションを狙うのみです。

仲間の中にはもちろん友達同士もいるでしょう。家族ぐるみの親交を持つ者同士もいるでしょう。そういった各ユニットがいくつか存在し、全体を構成するイメージでしょうか。

なので、これも私の持論なのですが、友達になれない人とも仲間にはなれます。好きとか嫌いとかではなく、ネガティブな意味でもなく、ナチュラルなことです。それでも人は結束し、力を合わせることが出来るのです。

私はこの事を考えるときに、ドラマ「スクールウォーズ」のある場面をいつも思い出します。千羽鶴のくだりです。

色も形も違う鶴。キレイに折られた鶴、不器用に折られた鶴。みんなてんでバラバラの方向を向いちゃってる。しかし一本の糸で繋がってると。

主人公の滝沢けんじは「この糸こそチームワークだ」と言っていました。

私はこの糸こそ私達にとっての「柔術」だと思っています。

柔術という共通の趣味と目的を持った人間の集まり、それがトライフォース柔術アカデミーの仲間達です。