2014年9月9日火曜日
トランスフォーマー
こんにちは、早川です。
今回は防御テクニックについて書きます。
相手の技を防御するには、押さえ込まれ難い形状、スイープされ難い形状に、瞬間的に体の形状、または質をトランスフォームさせることが重要です。
寝具で例えてみます。ベッドでも敷布団でも良いのですが、ぐっすり眠れる寝具は当然フラットな状態です。体が沈み込むための適度な柔らかさもあるでしょう。
もし寝具が鋼鉄で出来た樽のような丸い物体だったら、その上で安眠出来るでしょうか。安眠どころか、その上で安定姿勢を取ることすら容易ではないでしょう。
押さえ込まれる時は、相手にとって寝心地の悪い寝具に自分の体の形状を変化させるようにイメージしてみて下さい。樽の例でいえば、半身になる、丸まるというのは、ひとつの代表的な方法といえるでしょう。あとは、相手の圧力によっては、体を硬直させて反発力を強めたりする場合もあります。
スイープされそうな時、押さえ込みを返されそうな時であれば、羽毛布団や風船、餅やスライムのような物体をイメージしてみると良いと思います。
野球でもサッカーでも、ボールのような物体を、自分の意図する方向へ正確に投げたり蹴ったりする為には、その物体に適度な重さと固さが必要になります。
相手がスイープを掛ける為に、ベストのタイミングで最大効率のパワーを出力した時には、相手の体にまとわりつく羽毛布団になる、あるいは思い通りの方向へ進んでくれない風船になりましょう。
押さえ込んでいた相手が逃れようとしてきた時には、粘り気があり、くっ付いて離れない餅になる、あるいは押されたらその部分はヘコむけど、他の部分は元の位置にとどまっているスライムになりましょう。
「なれねーよ!」と言われてしまえばそれまでの話なんですが、『イメージする力』をあなどってはいけません。何でもかんでも言語化して覚えようとしても、脳というものはなかなか理解してくれないものです。すでにこの世に存在する物があるならば、積極的にイメージしてみましょう。