高橋パパと息子のマサシと3人で、早朝プライベートレッスンを3週間に渡って行いました。渡米前のマサシと共に貴重な時間を持てました。
私の場合、アカデミー在籍の会員さんとプライベートレッスンを行う機会はほとんどありませんので、予めスタイルを熟知している二人への指導ということで、基本技術の修正と補強に集中して時間を割く事が出来ました。
高橋パパの向上心がとにかくすごいです。お世辞抜きで本当にそう思っています。還暦を過ぎ、茶帯を取得してからもなお、一呼吸置いたという印象が一切ありません。むしろ一刻も早く黒帯を取得する為に練習量を加速されている感じがします。
高橋パパから「60歳を超えて、今後どのようなスタイルを目指していくべきなのかを教えて欲しい」と要望を受けて、私もハッとしました。
柔軟性や心肺機能は、20代、30代の会員さん達とは全く違うわけですし、これは指導者としての私にとっても未体験ゾーンだなと思いました。
これまで何百人という生徒を教えて来ましたが、「60歳から黒帯取得を目指す生徒さん」は今まで私も持ったことがないからです。
私も指導者として日々精進し、勉強を続けていかなければと身が引き締まりました。
いつも私が話していることですが、人それぞれ、スタート地点が違えば当然ゴール地点も変わります。茶帯のパパが、青帯の若者にスパーリングでタップを奪われることもあるでしょう。しかしそんな事はどうでも良いことです。
大切なことは成長し続けることだと思っています。生徒のみなさんには、今いるポジションから少しでも前に進むこと、先に進むことを目指して欲しいと願っています。成長というものは公平であり、誰もが同じチャンスを与えられていると思っています。