2015年6月19日金曜日

ツイスティングベース


こんにちは、早川です。

ブラジリアン柔術教則本のこぼれ話です。

私はサイドコントロールの最も基本的なフォームとして、以下の4種を紹介しました。

・ニーリングベース
・ツイスティングベース
・スプロールベース
・オープンベース(=クロスボディコントロール)

厄介なのがツイスティングベースです。連絡変化の要となるフォームで、最も良く使うベースなのですが、オープンベースとの違いが初心者には分かりにくく、その違いをどうしても認識してもらえません。

DVD「柔術技法 上巻」においても、私はツイスティングベースの重要性、有効性を力説しましたが、その後も特にトライフォース内で浸透する気配はありませんでした。

「いやそれは(崩れ)袈裟固めだ、それとはちょっと違うんだ」

インストラクターと生徒による終わりなき死闘が何年も繰り返されています。

で、そうなってしまう理由の一つとして私が考えたことが、「名前がない」ことでした。明確に他と区別出来るフォーム、ベースであるにも関わらず、固有名詞がないのです。

ツイスティングベースほどひどくはないですが、スプロールベースもこれに近いものがありました。なので私は、名前を与え、形をそのまんま覚えてもらうという作業を開始することにしました。

名前があることにより、指導の幅が大きく広がりました。生徒の側もその違いを明確に知ることが出来るようになったと思います。