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2017年1月8日日曜日

スマッシャーガンガンギガス


早川です。

パスガードは、得意とする技に偏りが見られる人が割りと多いものです。

ブルファイターかスマッシャーか。

スピードとタイミングで切り込むのか、密着して詰めていくのか。

ブルファイトだけでは、良いところまで攻め入っても、その後にクロスガードやインバーテッドガードでまとわりつかれて、フルガードにリカバリーされてしまいます。

またスマッシャーは、ダブルアンダーまたはオーバーアンダーで組み付きたい、あるいは脇を差したいと思うあまりに、攻めるきっかけを作れず、なかなか切り込めない人が多いです。

よって理想はブルスマッシャーになります。スマファイターではなく。

まずブルファイトでかき回します。そしてスマッシュします。潰せなかったら諦めてまたブルファイトを仕掛けます。そしてスマッシュします。

これはサッカーにたとえると、スルーパスやセンタリングをゴール前に出す行為と似ています。

最高の形でスマッシュするためには、そのお膳立てとなるブルファイトがどうしても必要です。がんばって何度でもトライし続けるしかありません。そうやってかき回すことにより、コンマ何秒かのディフェンスの空白を作ります。

黒帯のトップ同士の試合であれば、その空白が作れるチャンスは1試合中にわずか数回程度でしょう。さらにその数回のうち、どこかで技を決めるしかありません。

パスガードには、ダイナミックなムーブメントが必要であると同時に、針の穴に糸を通すような繊細な作業も不可欠です。両方使えるようになりましょう。