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2015年10月12日月曜日

プロ柔術グラウンドインパクト2015雑感


こんにちは、早川です。

プロ柔術グラウンドインパクト2015の雑感です。

私は夜の部のみを観戦しました。

まず印象的だったのは、普段は他競技を主戦場としておられる選手のみなさんの活躍です。

大沢選手、小澤選手、五味選手。柔術ルールというこちら側の土俵にあえて上がって下さり、好勝負を展開して下さいました。本当にリスペクトです。

八隅選手は、レスリング系の選手であったことが思い出せないくらい鮮やかに引き込み、ディープハーフからのスイープで階級に勝る神田選手に勝利していました。

昼の部の井上選手もそうだったようですが、もはや元MMA選手としてくくる意味をなさないくらいのリアル柔術家へと変貌された方は多いです。

大沢選手は、ノーギルールなら柔術の黒帯の部でも十分に戦えるのではないかという実力に感じました。もちろん1試合だけでは実力の一部しか分からないとは思うのですが、とにかく安定感のあるスタイルでした。

120kgはあろうかという小澤選手と真っ向勝負をされた岡本選手の勇姿が強く印象に残りました。試合を受けるだけでも躊躇してしまう相手だと思います。すごい試合でした。岡本選手が大外刈へいったときは思わず「うおお」と叫んでしまいました。

日系ブラジリアンチームの活躍も印象に残りました。アサダ先生もヨースキ先生もマスターの年齢で、私とそう変わらない世代の選手だと思いますが、それが大塚、鍵山という日本のアダルトの全日本レベルの選手に勝利しました。

試合時間が長いアダルトルールであればまた違った結果になったかもしれませんが、今回の時間設定であれば、キャリアに裏打ちされた熟練の技術の数々を、先生方も思う存分アグレッシブに繰り出せたのかなと感じました。

金古vs加古は、世界柔術で観られてもおかしくないハイレベルな競技柔術の攻防を見せてくれました。金古選手は本来はマスターの選手ですが、アダルト全日本王者の加古選手に完勝しました。しかも10分マッチで(試合展開に先に一石を投じたのは加古選手でした)。

というわけでありまして、大会全体を通して、他競技チーム、日系ブラジリアンチーム、熟練者チームが活躍した1日だったなという感想を持ちました。

伝統あるグラウンドインパクト。これからも年に1回、隔年に1回でも良いので、開催して欲しいと願っています。